post:2015年12月17日 21:32

「これは公開情報だから問題ない」は前世紀から否定されている

住所でポン!の話
【関西の議論】「ネットの電話帳」はプライバシー侵害か NTT「公開情報」で打つ手なし “削除要求”にヤフー、グーグルも苦慮(1/4ページ) – 産経WEST
一度でもタウンページに載せたんだから文句を言うな。これはお前が公開した情報だ。ネットではよくある論調だと思うけど、それ通じないんだよね。
神戸地方裁判所1999年6月23日判決、判例時報1700号99頁 で検索。
 インターネット接続会社,ニフティの電子掲示板に,診療所を開業していた眼科医が活発に書き込みを行っていた。この眼科医が他の会員を誹謗・中傷している,と考えた別の会員が,眼科医の氏名,職業,診療所の住所・電話番号を掲示板に書き込んだ。

 書き込みが行われた日は34回,翌日には10回,診療所にいたずら電話がかかってきた。さらに,注文していない商品が合計3回,通信販売会社から診療所に配達された。こうした嫌がらせのために眼科医は体調を崩し,内科医の診療を受けた。

 眼科医は,「プライバシを侵害された」として,個人情報を書き込んだ会員に損害賠償を求める訴訟を起こした。訴えられた会員は,「眼科医の氏名,職業,診療所の住所・電話番号はNTTの職業別電話帳に公表されている情報なので,プライバシの侵害には当たらない」,と主張して争った。

 裁判所は,「職業別電話帳に診療所の住所・電話番号を掲載したのは,営業目的のためであり,その情報を勝手に掲示板に書き込むのは,他人に知られたくない個人の私的な事柄をみだりに公開する行為でありプライバシ侵害に当たる」と判断。個人情報の書き込みを行った会員に対して,慰謝料20万円と診療費相当額の損害賠償をするよう命じた。(神戸地方裁判所1999年6月23日判決,判例時報1700号99頁)

「そんなつもりで公開した個人情報じゃない」が認められたら勝てるんだよね

参考
弁護士 小松亀一法律事務所_知財法等_氏名・自宅住所電話番号はプライバシーか
個人のプライバシー権について、判例などを元に解説する。 – luckdragon2009 – 日々のスケッチブック
ネットプライバシー裁判

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